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参加者全員で記念撮影
参加者全員で記念撮影

〃かわいい〃文化で自信と愛を=イースターのお茶会で愛好家ら交流

 ブラジルかわいい大使の松田明美さんが主宰する、ロリータ愛好会「スウィート・ミミ」によるお茶会『ミミ・パスコア・ティーパーティー』が先月19日、サンパウロ市シャーカラ・サントアントニオ地区のお茶専門店「ティーケトル」で行われた。ロリータファッションに身を包んだ愛好家たち約30人が集まった。
 アンティーク調の家具と食器に囲まれ、パンや春雨などをつまみ、クランベリー茶やレモネードなどを飲みながら、各テーブルでおしゃべりに花が咲いていた。また協賛店による〃カワイイ〃アクセサリーなどの販売も行われた。
 手作りケーキやナタデココなどのデザートの後は全員で写真撮影をしたり、「スウィート・ミミ」やパスコアに関するクイズで盛り上がった。また、松田さんから心のこもった〃かわいい〃ミニドーナツのプレゼントが一人一人に手渡された。

 このお茶会の参加者は、ほとんどがこの愛好会の常連。普段からロリータファッションで通している人も多数で、日中で比較的安全であれば公共の交通機関でもこの服を着ているとのこと。何歳まで着ていたいかと質問したところ、半数以上が「一生続けたい」と答えた。
 なぜロリータファッションなのか訪ねると、「自分に自信を持てるようになった」と口を揃える。見た目の自信だけでなく、愛好家イベントの準備などを通して自分の能力を見出すことができたという意見もあった。
 また定例イベントによって、愛好家同士の親交が深まることも理由の一つ。今回が初めての参加というミヤジマ・ジュンコさん(13、二世)は、「2年ほど前にロリータファッションを知り好きになった」という。1年前に松田さんと出会い、「イベントに参加することで着る機会があり、色んな人と交流が出来ることが嬉しい」と笑顔を見せていた。
 松田さんはイベントを終え、「カワイイ文化の醍醐味を色々な形で伝えることが出来ることに感謝している」と笑顔を見せ、「今、世界中で色んな出来事が起こっているが、〃カワイイ〃の真意は『愛情を持って誰かを助けたい気持ち』であり、これを少しでも多くの人に普及したい。イベント等を通してこの文化が拡散することにより、更に私たちの輪が一つになることが目標」と意気込みを語った。
 なお9月には、一般向けの交流イベントが予定されている。