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オーリャ!

 単純な作りの南京錠の鍵をコピーしようと、三つの鍵屋を試した。ところが全部が失敗作だった。「日本ではありえない」と編集部で文句を行ったら、「そんなことはさすがのブラジルでも珍しい」と反論された。
 先日のこと、テレビ・電話・インターネットの契約を電気屋に頼んだ。案の定、予定の時間に来ない。問い合わせると「翌朝8時に行く」と言うので待つも、やっぱり来ない―という経験も。
 商売で新規参入する場合、「洗練されていない業界を選べ」とよく言われる。日本と比べると、ブラジルにはそのような分野が多いのではないか。
 例えば、時間通りの到着を公約する電気屋は、この業界で頭一つ抜け出るだろう。特にサンパウロ市は、比較的時間に厳しい日系人が多く、大いに受ける可能性がある。
 何か商売を始めたい人は、当地の国民生活を改善するアイデアをウリにするのが〃大繁盛〃する秘訣かも? (将)