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罷免反対派が各地でデモ=MSTやCUTの主導で

 下院本会議でジウマ大統領の罷免審議継続か否かを票決するための審議が始まった15日、罷免反対派が各地で道路封鎖などを行ったと同日付各紙サイトが報じた。
 ジウマ支持、罷免反対の抗議行動は土地なし農民運動(MST)や中央統一労組(CUT)、ブラジル労働者センター(CTB)などが主導した。
 サンパウロ市ではマルジナル・チエテのカステロ・ブランコ方面行きと中央部の御茶ノ水橋の両方向、パウリスタ大通りパライゾ方面行きが封鎖された。
 サンパウロ州内では、イミグランテス道15キロ地点(ジアデマ)やワシントン・ルイス道228キロ地点(サンカルロス)のサンパウロ市方面、アニャンゲーラ道313キロ地点(リベイロン・プレット)などで抗議行動が起きた。
 マット・グロッソ州では国道174号線787キロ地点と70号線728キロ地点(共にカセレス)、364号線268キロ地点(ジャシアラ)が約1時間封鎖された。
 南マット・グロッソ州では国道262号線403キロ地点(テレノス)や163号線29キロ地点(ムンド・ノヴォ)、163号線411キロ地点(アニャンドゥイ)、267号線136キロ地点(ノヴア・アンドラジナ)がタイヤを並べる、地面に寝転がるといった形で封鎖された。
 ミナス州では、ウベルランジア連邦大学グロリア・キャンパスに近い国道50号線の両方向で、タイヤに火をつけるなどのマニフェストが起き、交通が遮断された。
 パラナ州でも、クリチバ市内の国道277号線が封鎖され、タイヤや木の枝が燃やされた。
 ペルナンブコ州では、パライバ州との境に近い国道101号線、モレノ市内とアルコヴェルデ市内の232号線、モレノ市内の408号線が封鎖された。
 リオ州ではリオ市南部のヴィア・ドゥットラのサンパウロ州方面行きが242キロ地点で約1時間封鎖された。セルジッペ州の国道101号線、ピアウイ州の国道316号線も各1~2時間封鎖された。
 各地の保安関係者は、17日までは罷免賛成派と反対派の活動が激化すると見て警戒している。