ブラジル・ショッピング・センター協会(Abrasce)が14日、17日(日)はショッピングセンターを休業するよう提案したと14日付アジェンシア・ブラジルが報じた。17日は、下院がジウマ大統領の罷免審議継続か否かを決めるための投票を行う日だ。
この提案は、店主達が従業員達を解放し、下院での審議の行方を見守るなり、抗議行動に参加するなり出来るようにという趣旨のものだ。同協会はその声明で「失業者増加や和議倒産の申請数増加、企業閉鎖とそれらに伴うサービスや工業部門への影響など、この国が直面している政治的、経済的な危機を鑑みれば、民主主義国家として歴史的な意味を持つ日に従業員達を参加させる意義は大きい」としている。
Abrasceは、全国に538あるショッピングセンターの内、300軒以上が参加する協会だ。今回の提案は、ブラジル・ショッピング・テナント協会(Alshop)やブラジル・フランチャイズ協会(ABF)の協力も見込んでいる。
17日に営業するか否かは各ショッピングセンターの判断に委ねられるが、抗議行動などで混乱も予想される日だけに、買い物などは事前に済ませた方が無難だ。
タグ:ジウマ大統領