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世界中のブラジル人たちも注目=様々な都市で罷免投票行事

 下院でジウマ大統領の罷免投票が行われた17日、世界の他の都市でも、賛成派や反対派のブラジル人が各々の立場を示す行動を行った。18日付伯字紙が報じている。
 ブエノスアイレスでは親ジウマ派のグループ二つが抗議活動を行い、ブラジル大使館からオベリスコまでの道のりを、昼から夕方にかけての別個の時間帯で行進を行った。そのうちの一つは、昨年の大統領選挙に敗れたダニエル・シオリ氏の正義党支持者だ。労働者党(PT)政権は、同国で長期間主流派だったペロニスタ派と関係が深かった。
 パリでは、親ジウマ派、反ジウマ派が各々の主張を展開。前者はパリ・コミューンの影響を受けたブラジル人社会主義者たちで、共和国広場で集会を行った。後者は、ブラジル大使館のあるアルマ・マルソーでマニフェスタソンを行った。
 ニューヨークでも、ブラジル人たちはブラジル料理のレストランなどに集まり、グローボ局の国際放映版で生放送する下院での投票の模様を固唾を飲んで見守った。参加者たちからは「汚職はもう真っ平だから罷免支持だが、投票後はクーニャ下院議長を追及したい」「ブラジルの民主主義を守れ」など、様々な意見があった。