24日の午後、サンパウロ市北部のトゥクルビ・ショッピングセンターのトイレで、銃を持った男が自殺すると言い、立て篭もる事件が発生した。警官が3時間かけて説得し、男は投降した。事件発生は同日午後2時頃で、警備員のエジソン・ジュヴェンシオ・ジュニオル容疑者(28)が銃を手にトイレに入り、発砲後、中に立て篭った。銃を見、銃声を聞いた清掃員、買い物客はパニックに陥り、現場から逃走。営業は中断され、買い物客は店に留まり、店はシャッターを閉めるよう警備員に指導された。容疑者は警官の接近などを阻むために5発発砲したが、怪我人は出なかった。
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サンパウロ州のみならず、全国で猛威を振るっているA型インフルエンザ(H1N1)予防ワクチン接種のため、サンパウロ市内各所の保健所には連日大勢が詰め掛けている。なかでもサンパウロ市中央部、ボン・レチーロ区の保健所は各国の移民に対応するため、スペイン語、中国語、韓国語、ヘブライ語での案内板を設置している。「ここは昔から移民が多い地域だから。ポルトガル語が分かる移民の人たちが自分達で、この翻訳をやってくれたのよ。助かっているわ」と、サンパウロ市保健局、移民担当部広報のジゼリ・ロペスさんは語る。
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23、24両日にサンパウロ州選手権準決勝が行われた。23日には、コリンチャンスが伏兵アウダックスにPK負けを喫した。翌24日のサントス対パルメイラス戦は、パルメイラスが終了間際の2得点で同点に追いつくも、PK戦の末にサントスに敗れた。アウダックス対サントスの決勝戦は、5月1、8日に開催される。