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リオ市=自転車道崩落の鑑定結果発表=橋桁が柱にはまっていただけ?

 【既報関連】五輪の遺産(レガード)関連公共工事の一つ、リオ市のチム・マイア自転車道が21日に高波を受けて崩落した事故で、リオ州検察局の鑑定士は、自転車道の橋桁は支柱に固定されておらず、はめ込まれていただけだった事が原因と結論付けたと29日付エスタード紙が報じた。
 また、責任の所在を明らかにするべく、公開市民調査会が開かれる。
 リオ州検察局は事故当日の午後、現場の検分を行い、一本の支柱にはひび割れも入っていた事を確認した。この工事は1月17日に完成したばかりで、総工費は4500万レアルだった。ヴィニシウス・レアル・カヴァレイロ検察官は文書で「発注側のリオ市の計画のコンセプトそのものと、請負会社の施工方法に小さなミスがあった」と発表した。
 リオ市は「調査結果をまだ受け取っていないが、事故原因解明には完全に協力する」とし、施工会社のコンクレマット・コンクレジャット社は調査の終了を待ってコメントするとした。