通商局(Secex)が2日、4月の大豆輸出は1千万トンを超え、月間記録を更新したと発表したと同日付G1サイトが報じた。最近はドルが高めに推移している事も追い風となった。
大豆はブラジルの主要輸出品目の一つで、1~4月の国外販売額は73億ドルを超えた。この額は、昨年同期を40%以上上回っている。
4月に輸出された大豆は1010万トンで、昨年3月の840万トンや同4月の655万トンを大きく上回った。従来の月間記録は昨年6月の980万トンだった。
アルマンド・モンテイロ開発商工相は、「ブラジルが農牧業で類まれな競争力を持っている事は周知の事実だが、農牧業が貿易収支の均衡化に大いに貢献しており、生産・輸出を拡大する能力も持っている事が改めて明らかになった」と語った。
また、今回の結果は、近年のターミナル整備や浚渫工事などが奏功し、国内の港の輸出能力が高まった事も表している。
ブラジルは1~4月に、大豆やトウモロコシ、大豆の滓を3800万トン輸出。この量は、昨年同期の実績を70%上回っている。また、3~4月の輸出量1190万トンも、2カ月間としては前例がない記録となった。
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