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マリーザが更に店舗閉鎖か=1Qは1720万レの赤字

 衣類などを扱う販売網で知られるマリーザが、第1四半期に昨年同期の3倍にあたる1720万レの赤字を計上し、今年も店舗閉鎖や規模縮小といった戦略を継続する可能性があると4日付エスタード紙が報じた。
 3月末日現在のマリーザの店舗数は400で、15年12月末日現在より9店舗減った。同社では、15年の第4四半期にも12店舗を閉鎖したばかりだった。
 同社の店舗数は、競合するリアシュエロやレーネルより速いペースで減少している。同社関係者は、「弊社ではここ2年の間、コレクションの内容や価格設定の問題を修正する必要に迫られている。最近はファッション性を求める客が減っており、買い物に来てもデスカウントを要求する傾向が強い」とこぼす。
 同社では、現在の店舗閉鎖は各店舗の売上や客層を分析した上でとった生き残り戦略と考えており、30%の商品でコレクションの内容の見直しや生産コストを織り込んだ価格設定などを行ってきたという。
 だが、第1四半期の場合、営業1年以上の店舗の販売額は昨年同期比で平均7・1%減っている事が判明。赤字額が昨年同期の3倍に達した事もあり、更なる店舗閉鎖を含む戦略の見直しを迫られている。