エスペランサ婦人会(倉持恵美子会長)の『第65回慈善バザー』が24日、文協ビル大サロンで行われた。大講堂では同日、『第26回女性だけの歌謡祭』もあり、約230人の出場者が練習の成果を披露する中、多くのバンカと来客で賑わった。
開会式には、倉持会長ほか在聖総領事館の領事夫人らも登壇。あいさつに立った羽藤譲二サンパウロ州議は、婦人会名であるエスペランサにかけて「ブラジルは政治、経済ともに危機にあるが、未来に対して希望を持とう」と語った。
不景気のためかバザーには、例年よりバンカや客入りも少ないとの声もあったが、出店歴4、50年というベテランから、初出店という非日系まで様々だった。
故郷を偲ばせる和菓子や漬物、手編みセーターなどが販売され、トカンチンス州にのみ自生する、カッピン・ドウラード(黄金の草)を使った手工芸品なども人気を集めた。
モジ市から出店した西丸俊子さん(87)は、「旧友と再会し近況を聞けて安堵した。色々な人と接して元気をもらう」と、久しぶりの再会に手を取り合って喜んだ。