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双子がやたらに多い保育園=在籍6組で空き待ちも2組

 サンタカタリーナ州フロリアノポリス市に、双子がやたらに多い市立保育園がある。オチリア・クルスは全日制で、0歳から6歳までの子供270人が、朝の7時から夕方の6時半までを過ごすが、なんとその中に双子が6組、空きを待っている子供達の中にも双子が2組いるという。
 2歳児のクラスをのぞくと、レチシアとエドゥアルダ、ジオヴァナとギリェルメ、ジュリアとブルーナの3組。3歳のアルトゥールとベアトリス、生後10カ月のエンゾとダヴィも双子で、最年少の双子は9カ月のマリア・エドゥアルダとマリア・ヴィトリアだ。
 この保育所は2014年8月開設で、最初の週から2組の双子が通い始めており、2015年に1組、今年に入って3組が加わった。
 「外見は似ていても、各々の個性を認め、別々の人格として扱っている」と言うのは2歳児のクラスを担当するダニエレ・フェレイラ・ゴンサウヴェスさんだ。
 「大人は双子を識別しそこなう事があるけど、子供達は決して間違えないわ」と言うのは、2人のマリアと、エンゾ&ダヴィの2組の世話をするジョセアネ・ゴエデルトさんだ。
 レチシアとエドゥアルダはあまりにもよく似ているため、足首に巻いたリボンを見ないと分からなくなるが、一人一人の特徴や個性を尊重し、各自を唯一の人格として育む姿勢は保育所全体の共通認識だ。「ここでの毎日は子供達の人格形成と生涯の確立のために非常に大きな意味を持つ」と認識する保母達は、個々人をかけがえのない存在として扱い、愛情を注いでいる。(5日付G1サイトより)