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道交法改定案裁可される=11月から罰金を大幅増額

 ジウマ大統領は5日、道交法に記された交通違反の罰則を強化する改定案を裁可したと6日付G1サイトが報じた。
 主な改定点は罰金の増額で、11月から施行される。罰金は02年以来調整されておらず、危険な違反が増加してきたために改定された。
 罰金額は、軽度の違反は53・20レから88・38レに66%、中程度の違反は85・13レから130・16レに52%、重度の違反は127・69レから195・23レに52%、非常に重度の違反は191レから293・47レに53%、各々増額する。
 運転中の携帯電話での通話や操作は、中程度の違反から非常に重度の違反となり、罰金額も、85・13レから293・47レに急増する。
 条文には携帯電話で通話の他に「操作」の言葉が加えられ、メッセージのやり取りや、インターネットを見るなどの行為も違反に含まれた。
 新しい改定法では、非常に重度の違反に更なる悪質性が認められた場合は10倍の罰金が科される事になり、罰金の最大額は2934・70レアルとなる。このケースには、公道でのレース行為や高速道での無理な追い越し、飲酒、薬物判定テストの拒否などが入り、12カ月以内の再犯の場合は倍額の5869・40レが科される。公的機関の許可もなく公道の通行を阻害したりした場合も、5869・40レアルの罰金が科せられる。