サンパウロ市北部のヴィラ・ノヴァ・カショエイリーニャ地区アウグスト・ジル街で、5日未明0時半頃、バスを盗み、飲酒運転した男が現行犯逮捕された。精肉店勤務のジュリオ・セーザル・ペレイラ容疑者(29)は、酒に酔って歩いている時、エンジンキーが刺さったままのバスを見つけて乗り込むと、高速で走り出した。盗難バスは停車中の車や他のバスにも接触後も暴走したが、容疑者がコントロールを失い、自動車整備工場に突っ込んであえなく逮捕となった。容疑者の身柄は第72警察署に送られた。
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北大河州モソロー市に住む元路上駐車誘導員のアジレイウソン・デ・ソウザ・ブラジルさん(30)は苦学の末、公立校の数学教師として新たなスタートを切る事になった。「『決心』が鍵だった。自分には経済的にも感情的にも安定した生活が必要だと気付き、本気で勉強を始めた」と、彼は人生の転機となった瞬間を振り返る。彼の住んでいた地区は決して豊かとはいえず、勉学には常に困難が付きまとったが、諦めなかった。「教育は人生を変える。僕がそうだったようにね」と笑顔で語った。
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買い物客でにぎわうサンパウロ市中央のボン・レチーロ区ジョゼ・パウリーノ街は舗装工事が滞り、通行人や商店主の苦情が募っている。最後に行われた舗装工事は11年11月で、その前は08年に遡る。敷石がはがれた歩道では、穴や段差を避けて歩かなくてはならない。言語療法士のマリアーネ・リシェットさん(26)も5日朝、母親と買い物中に木片につまずいて転びかけ、「怖くて歩けない」と語っている。
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