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2年連続、通産22回目の聖州選手権優勝を決めて喜ぶサントスの選手達(チーム公式インスタグラム@santosfcより)
2年連続、通産22回目の聖州選手権優勝を決めて喜ぶサントスの選手達(チーム公式インスタグラム@santosfcより)

サンパウロ州選手権=サントスが22度目の優勝=敗れたアウダックスにも賞賛

 サッカーサンパウロ州選手権決勝第2戦が8日、サントスで行われ、8年連続決勝進出のサントスが新鋭のグレミオ・オザスコ・アウダックス(以下アウダックス)を1対0で破り、第1戦との合計スコアを2対1とし、22回目の優勝を果たしたと9日付伯字各紙が報じた。
 試合はアウダックスが前半から支配した。サントスは1日の決勝第1戦で足首を負傷したエースでセレソンのMFルーカス・リマを強行出場させたが、怪我が悪化し、25分で退いた。その後もアウダックスの攻勢が続き、一時はボール支配率が8割に達する程だったが、サントスはセレソンのFWリカルド・オリヴェイラ1人を前線に残して守備を固めた上、前半終了間際にリカルド・オリヴェイラが好機をものにして先制した。
 伝統も資金力も圧倒的に下回るアウダックスの攻勢は後半も続いたが、シュートは2度ゴールポストに阻まれた。また、サントスもカウンターからの得点が誤審により取り消されたりした。
 試合はそのまま1対0で終了し、サントスが貫禄を見せつけた格好となったが、敗れたアウダックスにもその積極性に賞賛の声が集った。
 8日は、サンパウロ州以外にも各州選手権の決勝が行われ、リオ州はヴァスコ・ダ・ガマ、南大河州はインテル、ミナス州はアメリカ・ミネイロ、パラナ州はアトレチコ・パラナエンセが優勝した。
 ブラジルサッカー界は今週末より全国選手権が開幕し、12月初頭まで全国各地で激しい戦いが繰り広げられる。