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小売業不振=15年ぶり低調な第1四半期=新政権の景気対策は急務

 ブラジル地理統計院(IBGE)発表のデータによると、今年の第1四半期の小売販売は2001年以来、最低だった事が分かったと12日付エスタード紙が報じた。
 今年第1四半期の小売販売は、直前の昨年第4四半期と比べてマイナス3・2%、昨年同期である第1四半期と比べるとマイナス7%だった。全国財・サービス・観光商業連合(CNC)経済部のエコノミスト、ファビオ・ベンテス氏は「この結果は昨年来の小売不振がさらに悪化した事を表している」と語った。
 大手銀行のブラデスコは、この小売不振を国内総生産(GDP)に換算すると、15年第4四半期と比較して0・8%マイナスと計算している。同行経済研究調査部長のオタヴィオ・デ・バロス氏は、「4月の経済指標を見る限り、今後は経済収縮のペースは少し収まる」と見ている。
 経済コンサルタント会社テンデンシアスは、小売販売の回復は今年の下半期以降になると予想している。同社分析員のジョアン・モライス氏は「小売不振は、テーメル暫定政権が明るいムードを出し、消費に活気が戻るまで続き、消費の回復は下半期からになると予想される」と語った。
 小売販売が2月から3月にかけて後退した理由には、インフレによる食料品価格高騰と国民所得の減少でスーパーマーケットの売り上げが落ちた事があげられる。
 3月は、医薬品業界と情報機器業界だけが赤字を免れた。「低調な労働市場、インフレ圧力、高金利が、消費抑制の主要因だ」とIBGEサービス商業部長のイザベラ・ヌーネス氏は結論付けている。

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