サンパウロ州水道公社(Sabesp)が節水ボーナスの基準を厳しくし、過剰消費者への罰金額を上げて以来、純益が倍増した事が分かったと13日付エスタード紙が報じた。
Sabespが12日に行った決算報告によると、今年度第1四半期の純益は6億2880万レで、水不足危機が頂点に達していた15年同時期の3億1820万レを、3億1060万レ上回っていた。6億2880万レは、2年前の純利4億7760万レをも上回っている。
大サンパウロ市都市圏では、14年から15年にかけては同地区に水を供給するカンタレイラ水系の水不足が深刻となり、節水ボーナスが導入された。ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)は今年の3月に、水不足に伴う危機収束を宣言している。
12日にはSabespから給水を受けている自治体の水道代が、8・45%調整され、一般家庭で1万リットル以下の消費の場合の水道代は、41・28レから44・76レに変更された。