14~16日にリオ市のオリンピックスタジアム(通称エンジェニャン)で五輪前最後となるテストイベントが開催され、陸上で新たな選手が決まったと17日付伯字紙が報じた。最後のテストイベントは陸上のイベロ・アメリカ大会で、26カ国、400人の選手が参加して行われた。
最終日の16日に本番出場が決まったブラジル選手は、100メートル女子決勝に出場し、選考基準をクリアしたファビアナ・モラエスとマイラ・マシャードの2人だ。
選考基準は13秒で、ファビアナは12・91秒、マイラは12・99秒で本番出場権を手に入れた。マイラは06年以降、13秒の壁を破る事が出来ずにいた。ブラジル女子選手で10年間に13秒の壁を破ったのはファビアナが14年に出した12・98秒のみで、今回の12・91秒は本人も自己最高記録だった。
今回のテストイベントは五輪選考会を兼ねていたが、今大会で新しく本番出場権を獲得したブラジル選手は2人だけだった。
なお、ブラジル女子は400メートルリレーで控え選手だけのチームを組んだが、優勝を果たした。