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東西南北

 テーメル暫定政権が発表したロゴマークには、1960年から68年までブラジル国旗に使われていたが、もう今では使われていない地球儀の図柄が使われていた。現在のブラジル国旗の地球儀には27個の星がついているが、ロゴに使われた地球儀には22個しかついていない。星は一つ一つが州または連邦区を表しており、68年までの図柄だと、アクレ州、アマパー州、ロライマ州、ロンドニア州、トカンチンス州の星が足りない。デザインについて「政権の保守性を表すもの」「国が退歩してしまう」と揶揄する声が上がっている。
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 リオ市警は16日、同市で活動するギャング団「コマンド・ヴェルメーリョ」の薬物密売人が、同ギャング団に不利な判決を下した女性判事の殺害を計画していた事を察知、12人を逮捕した。女性判事の名前は保安上明らかにされず、現在警察の警備下にある。殺害計画が発覚したのは薬物密売人のルイス・カルロス・ゴメス容疑者の資金洗浄疑惑を追っていた時だった。脅迫電話は、ルイス容疑者がバイーア州の留置場にいた時に女性判事に直接かけたもので、15年11月から12月の間に傍受された。
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 今日は、サッカー・リベルタドーレス杯準々決勝第2試合アトレチコ・ミネイロ対サンパウロFCの試合がミナス州都ベロ・オリゾンテ市で行われる。この試合の重要度はとても高く、両チームとも、先週末の全国選手権開幕戦では1軍を温存して2軍で戦ったほど。南米一の称号と年末の世界選手権での日本行きがかかる同大会は、準々決勝が終わると1カ月半中断してから再開される。