エクアドルで18日午前2時57分(ブラジリア時間4時57分)と午前11時46分、マグニチュード(M)6・7と6・8の地震が発生したと同日付G1サイトなどが報じた。
未明の震源は太平洋岸に近いエスメラウダス市から58キロ、深さ10キロの地点で、キトでも揺れを感じた。この地震後、M5・4以下の余震が数回起きた後、ローザ・ザラテ市から34キロ、深さ32キロを震源とする地震が起きた。
午後4時半過ぎの報道によると、ラファエル・コレア大統領は同日の地震による死者は1人、負傷者は85人」と発表している。同日朝の同大統領は「小さな被害が出ただけだから安心するように」と呼びかけていた。
この日の地震は隣国コロンビアのカリ市でも感じられたが、同国では被害報告は出ていない。
エクアドルでは4月にもM7・8の地震が起きており、650人以上の死者と1万6600人の負傷者が出た。この地震は、死者6千人、負傷者10万人を出した1949年の地震以来、最大規模で、回復事業のための新税も導入されたばかりだった。