【らぷらた報知12日付】新華社の報道によると、中国はアルゼンチン人の日常生活にとって、車体、おもちゃ、携帯電話、コンピューター、食料、自動車と、欠かせない存在になっている。
最新のブランドとして、アルゼンチンには3月に23店舗もの販売店を設けた自動車メーカーのLifanが上げられる。
アルゼンチンで新しいモデル車LifanX60の販売をする。費用は35万3720ペソ(2万3581ドル)。アルゼンチンで販売するもうひとつの中国者はCheryで、フランコ・マクリ氏の提携企業である。
ここ数日、テレビで流れている広告を目にした人も多いと思うが、電子機器メーカーのMideaは東芝の家電部門を買収した。アルゼンチンではCarrierと提携する。ブエノスアイレス市内でもまた、Huaweiの広告をよく目にする。
2011年からティエラ・デ・フエゴで携帯電話の製造を行っている。西欧のマーケットに進出する中国メーカーなしにテクノロジーは語れないのではないか。レノボはアルゼンチンに進出して10年がたつ。
中国メーカーは現地メーカーと提携することでビジネスを安易にしている。TCLはラジオ・ヴィクトリアと組んでティエラ・デ・フエゴでテレビの生産を始めた。また、HisenseはBGHとの契約に終点を打ち、エアコン機器ビジネスをはじめた。
タバコ、銀行、ほか
タバコ製造業もまた、1年前からフィリップ・モリスのアルゼンチン現地提携会社であるMassalinはキオスコにてタバコ「Baisha」の販売をはじめた。これは中国で売り上げ第2位を占めるタバコである。
また、HSBCやICBCと銀行業でも中国企業が目立つ。食品では、チンタオビールが進出している。
アルゼンチンの若者に人気のオンラインショッピングサイトがアリババだ。お得な価格と輸送費が魅力だという。キルチネル政権がドルにセポ(2011年に制定されたCepo Cambiario=外貨交換規制のこと)をかける前から、アルゼンチン消費者のオンライン購入による輸送品の量が多すぎてコレオ(郵便)が混乱に陥ったこともある。
さらに、サンタ・クルス、ネウケン、サン・フアンでのダム建設契約でも中国の名が挙がる。
世界レベルで中国の勢いはアメリカ、ヨーロッパに対する覇権ともいえ、アルゼンチンもまたラテンアメリカ内での好機とされる。
ただ、一度は自国の産業発展をめざした国にとって、この事態は、一度抱いた目標は夢に終わったと知らしめているのと変わらない。