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BNDESに大型返済迫る=暫定政権が財政調整案発表

 テーメル大統領代行が24日、支出制限や社会経済開発銀行(BNDES)からの返済要請などを含む、財政調整案を発表したと同日付G1サイトなどが報じた。
 議会では23日に提出した基礎的財政収支の黒字目標を1705億レの赤字に訂正する法案の審議が進む中で発表された初の財政調整案は、公的支出抑制と経済発展を謳い文句にしている。
 最初に発表された項目は、BNDESに貸し付けていた5千億レを超える融資中、最低1千億レの返済を迫るというものだ。暫定政府は、400億レは即時、残りは順次決済との考えを示した。暫定政権の経済スタッフは、返済金は基礎的財政支出には使わず、公的負債の返済に充てる意向である事を明らかにした。
 2番目の項目は、公的支出に上限を設けるというもので、公的支出の伸びは前年度のインフレ率以下とする意向だ。テーメル大統領代行は、来週までに具体的な基礎的財政支出の抑制案を作成、発表すると発表した。
 3番目は、08年に創設されたソブリンファンドから20億レを国庫に還元するというものだ。創設当時は経済成長が著しく、基礎的財政収支の黒字が国債などの利息を払ってもまだ余っていたため、余剰金をファンドとして貯め置く事にしたが、その後の経済の悪化で基礎的財政収支は大幅な赤字に陥ったのに、同ファンドにはまだ20億レが残っているため、それを国庫に還元する考えで、同ファンドは実質的に解体される。
 基礎的財政収支が1705億レの赤字となるとの見通しは、966億レの赤字承認を求めていたジウマ政権の見通しの倍近く、労働者党などが厳しく批判しているが、エンリケ・メイレーレス財相らは、国内外からの信頼を再び得るためには公的財務の建て直しは不可欠として、連邦議会の承認を取り付ける意向だ。

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