5月21日に、モデル出身の人気司会者アナ・ヒックマンが宿泊ホテルに狂信的ファンを名乗る男が銃を持って侵入し、危うく頭を撃たれそうになったが、付き人が銃弾を身体に浴びながらも食い止めたニュースは、ブラジル社会に衝撃をもたらしたが、その数日後、現在大人気の歌手アニッタも侵入被害を受けていたことがわかった。
23日夜、アニッタが住むリオ市バーラ・ダ・チジュッカの高級コンドミニオに、ファンらしき男性が侵入した。このコンドミニオは、サッカーの世界的ストライカーだったアドリアーノや人気女優のジュリアナ・パエス、マリーナ・ルイ・バルボーザなどの有名人が住む超高級なものとして知られているが、この男性が高級車に乗ってやってきたために、ポルテイロ(門番)が通してしまったという。
男性がアニッタ宅の呼び鈴を鳴らすと母親が応対したが、その男性がアニッタを侮蔑する言葉を叫び続けたため、それにおびえたアニッタが、すぐに警察に連絡を入れたという。
この時は警備員が男性を追い出したが、深夜になって再度侵入を試みようとしたため、警察に御用になったという。
アニッタは幸いにも家族と一緒で、この時は、交際中の男性で二枚目若手俳優のパブロ・モライスも一緒にいた。アニッタは「私だけでなく、家族もすごく驚いた」と語っている。
アニッタは「ファンキの女王」として2013年頃からブラジル国内で高い人気を誇っており、その美貌ゆえにファッション誌の表紙でも常連となり、国際デビューも期待されている女性歌手だ。今回は、ヒックマンの事件が起こった直後でもあり、気が気でなかったようだ。
リオではこの8月にオリンピックを迎えるが、ブラジルの芸能人が多く住むバーラ・ダ・チジュッカ区は、特に厳重な注意が必要となりそうだ。(24日付グローボ紙サイトなどより)