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G空港内店舗閉鎖の危機=消防検査書の期限切れで

 グァルーリョス(G)空港施設内、82の商店や飲食店が、消防検査書(AVCB)の不備により、営業停止の可能性があると、25日付エスタード紙が報じた。
 消防局発行の安全基準認定証は昨年5月で失効しており、12年7月より同空港を運営しているグルアイポート社は更新をしていない。そのため各店舗は営業許可証の更新ができないでいる。
 スターバックスなどの飲食店やラコステなどの衣料品店、両替商らも市の都市開発局から通告を受け、許可なし営業の罪で罰金を科されている。
 次なる措置は店舗の封鎖だ。「商店主たちは早期の営業許可証更新を望んでいるが、彼らだけでは解決できない」とミゲル・コスタ全伯空港運営会社協会(Ancab)は語る。
 市の許可証発行局は、空港側がAVCBを更新していないために、市も各店舗に営業許可を出せないでいると説明している。セバスチャン・アウメイダ同市長は今月だけで、市内五つの銀行の支店をAVCBがないとの理由で閉鎖している。
 「空港という、多くの人々が行き来する施設で営業する以上、最低限の安全性の保証は必要不可欠だ。店舗がまだ閉鎖されないのは、運営会社が、市と解決を目指して折衝中だから」との見解を市は発表しているが、何店舗が制裁を受けているか、その罰金額も明らかにしていない。
 安全基準をどこに置くかは様々な問題を引き起こしているが、サンパウロ市の場合はAVCBの提出は義務付けられていない。
 国内全ての空港の運営の責任機関であるInfraereoは、空港の運営権が民間に委譲された4年前から、G空港はサンパウロ州やグァルーリョス市が定める安全基準を満たしてきたと述べている。