マシャドの盗聴=サルネイもLJ妨害発言=テオリ判事の説得を画策?=2人の司法関係者を名指し=レナンはジャノー長官を中傷
ロメロ・ジュカー企画相を辞任に追い込み、レナン・カリェイロス上院議長を疑惑の渦中に置くなど、民主運動党(PMDB)に激震をもたらしている元トランスペトロ総裁のセルジオ・マシャド氏の盗聴暴露で、同党の重鎮で元大統領のジョゼ・サルネイ氏との会話も暴露された。この会話の中でサルネイ氏は、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)を最高裁(STF)に抑制させる戦略も提案していた。27日付伯字紙が報じている。
今回暴露されたのは、3月10日、11日に録音されたものが主となっている。
まず、10日のマシャド氏とサルネイ氏の会話では、LJの容疑者であるマシャド氏が、LJを管轄するパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事の手から免れられそうにないと嘆き、「(最高裁でLJ担当の)テオリ・ザヴァスキ判事と話ができる人はいないものか」と愚痴をこぼした。するとサルネイ氏は、「セーザル・アスフォール・ロシャがいるじゃないか。彼ならテオリに極めて近いぞ」と提案した。
ロシャ氏は、テオリ氏が高等裁判所(STJ)の判事だった頃に長官をつとめていた人物で、2009年に、後にLJで疑惑の企業の代表となるカマルゴ・コレア社が資金洗浄などで絡んでいたカステロ・デ・アレイア作戦の捜査を打ち切る暫定令などを出したことで知られている。同作戦は2011年、匿名の通報だけを基にした捜査との理由で、すべて無効とされている。
11日の録音には、マシャド氏とサルネイ氏にレナン氏も交えた会話が入っている。サルネイ氏はそこで「レナンが思い出させてくれたんだが、セーザルの代わりにエドゥアルド・フェロンが良いのではないか」と再度提案をした。これに対し、レナン氏も「秘密裏に運ぶべきだ。我々3人とフェロンだけでの話だぞ」と言葉を繋いだ。
フェロン氏は、2012年のメンサロン事件の裁判の際、進歩党(PP)を擁護した弁護士として知られている。
今回の報道後、ロシャ氏はグローボ局のインタビューに、テオリ判事とはLJ以降、ほとんど顔を合わせていないと語ったが、フェロン氏は何もコメントしていない。
また、マシャド氏とレナン氏は3月11日の録音の中で、連邦検察庁のロドリゴ・ジャノー長官のことを「この世の主役を気取っている」と強く罵り、「報奨付供述は非逮捕者に限るよう、議会で法案を通さなくては」などと語った。両氏はさらに、現教育相のメンドンサ・フィーリョ氏(民主党・DEM)の犯罪疑惑をほのめかす会話も行っている。
なお、サルネイ氏は3月10日の会話で「マルセロ・オデブレヒト被告が報奨付供述で、14年の大統領選でのジウマ陣営の不正資金について全て話すだろう」と語ったが、ジウマ大統領は26日、「同年のキャンペーンでの会計報告は選挙高等裁も承認済みで、不正などない」と反論した。