パラナ州で15/16農年で2度目のトウモロコシの収穫が始まった。
国内のトウモロコシが不足ぎみのため、同州産のトウモロコシ価格は昨年同期の2倍と見られ、生産農家も第2期目の収穫に大きな期待をかけている。
同州の農務供給局によると、州内に220万ヘクタールある畑では、第2期分として、1210万トンのトウモロコシが収穫される見込みだ。同局によると、同州北部で年頭に深刻な干ばつが起きた事もあり、収量は当初の予想を76万5千トン下回るという。同局で担当者は、強い寒波で霜が降り、収穫が終わっていない畑で被害が出る可能性もあると警告を発している。
農務供給局によると、同州からは1~4月に120万トンのトウモロコシが輸出された。この量は昨年同期の2倍だ。ブラジル全体のトウモロコシ輸出は1220万トンに上っており、昨年同期より138%増となっている。
輸出増加と、豚や鶏を中心とする家畜の餌用の需要増によるトウモロコシの価格急騰は、今後の食料品価格にも影響を及ぼしそうだ。(1日付フォトス・プブリカスなどより)
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