鳥取県の中学校英語教師、大場諒さん(29、鳥取)が24日に来伯、サンパウロ州ミランドポリスの第二アリアンサ移住地の第12代日語教師に就任した。
1994年から隔年で教師を招聘し、日語指導や現地村民との交流を通じ、日伯両国の文化交流促進を図るもの。大場さんは同地の日語学校で17人の生徒の指導にあたる。任期は18年3月まで。
教師歴7年の大場さんは、「これが初の海外赴任。去年の2月にこの事業を知った。鳥取県ゆかりの村に、日本語と文化を教える手伝いをしたいと思って応募した」という。今後については、「まずは生徒たちと仲良くなること。そして第二アリアンサの大人の方たちと文化交流ができれば。精一杯がんばる」と意気込みを語った。
同地の日語校保護者会で会長を務める河北美智子さんは、「7月には鳥取村の入植90周年が行なわれる。当日は、大場先生と生徒たちにも出し物をしてもらう」と楽しみにしている様子だった。
同県人会の本橋幹久会長も同席し、「教師1人に350万円の経費がかかる。第二アリアンサのために、鳥取県がそれだけの支援をしてくれることが有難い。とても足を向けて寝られない」と謝意を述べた。
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