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金銭トラブルで日系教授殺害=妻と継娘による計画的犯行

 サンパウロ州サン・カルロス市で、日系人でトリアングロ・ミネイロ連邦大学物理学教授のミルトン・タイジ・ソノダさん(36)が先月18日、同市郊外で焼死体となって発見された。弁護士で36歳の妻と17歳の継娘が殺害容疑で、先月31日に逮捕されたとアゴラ・サンパウロ紙は2日付けで報じた。
 本件担当責任者のジルベルト・デ・アキニオ署長によれば、自宅で被害者に睡眠薬の類を服用させて半ば意識を失っている間に、継娘が腹部を三回、刃物で刺殺したと証言しているという。その後、離れた場所まで死体を運んで埋める計画だったが、車内に夥しい血痕が残されたため、証拠隠滅のため自動車ごと燃やしたという。
 犯行理由は、ミナス・ジェライス州ウベルランジア市への転居にともなって、被害者が同市にある自宅改装のために貯金額の全てを出費していたことによる金銭トラブルからだった。容疑者は後悔を見せていないという。