サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)の5月定例役員会が先月27日昼、本部会議室で開かれた。熊本地震の義援金や、財務状況などについて報告された。
冒頭挨拶で菊地会長は「8月は五輪で忙しくなる。日本から来る選手や応援団に問題が無いよう、我々も協力していく」と述べた。熊本地震にも言及し、「被災地には家に帰れない人も多い。まだの方は支援をしてほしい」と役員らに伝えた。
4月から募集していた募金を5月末で一度を締め切った。事務局によると、本部や日伯友好病院を合わせ約2万レアルが集まり、8日に熊本県人会へ贈呈するという。
続いて足立操事務局長が、2020年東京五輪について報告。日本オリンピック委員会(JOC)に支援を依頼された日本財団から、援協に協力要請が届いたという。
具体的には障害者に対する理解を深めるための活動で、車椅子バスケットボールの実演や、元パラリンピック出場選手の講演を行なうもの。正式決定すれば、9月ごろにサンパウロ市やリオの日系学校で開催される予定。
なお4月度の会計は収入約4570万レ、支出は約2930万レ。同月の退会数者は106人、新規入会が17人で会員数は8653人となった。
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