申年生まれでつくる申年会の『親睦昼食会』が先月29日、サンパウロ市ニッケイパラセホテルで行なわれた。今回で5度目となり、12年ぶりの開催にもかかわらず約70人が参加。大賑わいの1日となった。
世話人の上岡正雄さんが、「動物の中で最も頭が良いのが申。私たちはそれを誇って良いと思います」と笑いを誘い、音頭を取って乾杯。申年代表として文協前会長の木多喜八郎さん、鹿児島県人会参与で小泉純一郎元首相の従兄弟、井料堅治さんらが挨拶した。
下は12歳から最高齢96歳までが、歓談しながらホテルの食事を堪能した。続いてカラオケの時間となり、懐かしの歌謡曲を歌い、ダンスを踊って楽しむ姿も見られた。
ブラジル金閣寺の住職、大畑天昇さん(96、静岡)は妻の玉子さん(84、二世)とともに訪れた。「申年会は初めてだが、みんなの元気な姿が見られて嬉しい」と笑顔で声を揃えた。
世話人の笠原佰さんは「人が集まらないのではという声もあったが、予想以上の参加があった」と盛況を喜び、「次回は12年後と言わず、4年ごとにやりたい」と前向きに語った。