ブラジルではバレンタイン・デーの習慣というものがない。だが、恋人が愛を祝うためのロマンティックな日は存在する。それが6月12日の「ジア・ドス・ナモラードス(恋人の日)」なのだが、ここにも今年は不況の影響が及んでいる。
調査団体のボア・ヴィスタが行ったアンケートによると、今年の恋人の日にプレゼント交換を行うと答えた人は56%に過ぎず、前年の92%から大きく落ち込んだ。
恋人の日は祝日になるわけではなく、平日にあたることがほとんど。今年はそれが日曜にあたるにも関わらず、この異例の低さだ。
45%の人は「財力がない」と答えており、さらに質問に答えた人の12%は失業中だった。
また、プレゼントにかける予算の平均も今年は260レアルと、前年の313レアルから大きく下がっている。
ただ、それでカップルの愛が変わるわけではない。グローボ紙サイトによると、不況であることがわかっているために、お互いが協力しあい、外食もプレゼントもなく、家で過ごそうと前向きに提案しあうカップルが今年は多いのだという。(9日付G1サイトなどより)
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