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恋人同士から婚約者同士になったばかりの共同作業となった聖火リレー(Rio 2016/André Luiz Mello)
恋人同士から婚約者同士になったばかりの共同作業となった聖火リレー(Rio 2016/André Luiz Mello)

ブラジル版バレンタイン=恋人たちの日にプロポーズ=リオ五輪聖火リレーで共に走り

 去る6月12日は、ブラジルでは〃Dia dos namorados〃(恋人たちの日)だった。8月5日開幕のリオ五輪の聖火リレーもたけなわで、北部マラニョン州サンルイスでは、聖火リレー中に一組のカップルが結婚を約束するサプライズもあった。男性のロメウ・マトスさん(27)が前走者のサミア・タリアニ・シウヴァさん(24)にプロポーズし、彼の求婚は受け入れられたのだ。
 サプライズプロポーズは、ロメウさん、聖火リレー組織委員会、同イベントスポンサーが共同で企画した。
 サミアさんは何も知らされていなかった上に、聖火リレーには自分ひとりが参加するものだと思いこんでいた。
 サミアさんが中継地点に着く直前にロメウさんが現れ「サミア、結婚してくれ」と書かれたプラカードを掲げてプロポーズ、会衆がはやす中、サミアさんはそれを受け入れた。
 プロポーズの場には白いベールや赤い花のブーケなども揃っており、ロメウさんが用意してきた指輪をはめあった二人は「恋人同士」から「婚約者同士」となった。同州で最も新しい「婚約者」二人は、聖火の口付け(前走者が運んできた聖火を次走者のトーチに移す事)を行った後、初めての共同作業として、手を取り合って一緒に聖火を運んだ。
 「恋人たちの日」はセント・バレンタイン・デーの2月14日が有名だが、ブラジルでは、縁結びの神としても知られる「サント・アントニオの日」(6月13日)の前日の6月12日とされている。(12日付G1サイトより)