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セレソン監督=ドゥンガがやはり解任に=後任にはチッチが有力

 ブラジル・サッカー連盟(CBF)は14日、ブラジル代表(セレソン)のドゥンガ監督とコーディネーターのジウマール・リナルディ氏を、成績不振で解任した。15日付伯字紙が報じている。
 ドゥンガ氏は14年W杯でドイツに1―7の記録的惨敗を喫した後にセレソンを託され、同年7月に監督に再就任した。
 だが、昨年のコパ・アメリカは準々決勝敗退。現在開催中のコパ・アメリカ100周年記念大会も、楽なグループに入ったと言われていたのに、まさかの予選落ち。
 18年W杯の南米予選も、現時点では出場圏外の6位で、屈辱の史上初の予選落ちの危機が現実味を増し、背に腹は変えられなくなった。
 後任には、ドゥンガ氏の再就任前から名前が上がっており、2012年のクラブ世界一、昨年の全国選手権制覇の監督でもあるコリンチャンスのチッチ氏が有力視されている。チッチ氏は14日夜、CBFと3時間の会談を持った。同日は決定には至らなかったが、前向きとの報道が優勢だ。
 コーディネーターには94年W杯優勝メンバーで、欧州クラブでの監督やディレクター経験もあるレオナルド氏が有力と言われている。
 リオ五輪に関しては、チッチ氏が采配に難色を示しており、ロジェリオ・ミカーレ氏が引き続いて采配を振るう見込みだ。