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初のお話発表会を開催=ノロエステ日語普及会第一地区

参加者の皆さん

参加者の皆さん

 ノロエステ日本語普及会第一地区(松崎広美会長)は先月15日、第1回となる『お話発表会』をリンス慈善文化体育協会(ABCEL)で開催した。日本語による発表を通じた、有望な社会人への成長を目的としたもので、老若の日語学習者が舞台で奮闘した。
 初めにノロエステ日本語普及会第一地区書記の安永ルイスさんの司会で黙祷、日伯両国家斉唱が行われた。
 続いてABCELの母倉幸雄副会長、ノロエステ日本語普及会の中場マサ子会長、ノロエステ日伯連合会の白石一資名誉会長らが祝辞を述べる。一同とも、生徒減少により閉校が相次いでいる中、新たな同発表会の開催を祝い、日伯両国の掛け橋となる人材輩出を期待した。
 7~74歳まで24人の日語校生徒が、日常生活や自己紹介、また日本での経験などをテーマに発表。学校に入学したばかりの生徒や、初めて日本語で発表するブラジル人学習者も多数見られたが、1人終るごとに温かい拍手が贈られた。
 途中、発表者の緊張をほぐす目的で魚釣り大会も実施。賞品が出されることもあり、釣り堀となったABCELの大プールで皆、暑さを忘れて釣り競った。
 閉会式で中場会長は「初舞台の発表者も堂々と発表できた」と称え、「弛むことなく日本語学習に励んでほしい」と言葉を贈った。