和歌山県人会(谷口ジョゼー会長)が5日午後、サンパウロ市リベルダーデ区の同会会館で歴代会長の顔写真プレート除幕式を行なった。谷口会長の発案で、過去に会長職を務めた人物への顕彰を込めて実施された。
元会長の親族、会員ら60人が出席。司会の坂上拓生副会長は「会も創立から60年を過ぎた。これまで運営に携わった方々に敬意を表したい」と述べ、谷口会長は「県人会の歴史を振り返る重要な一日。絶えず母県とも交流し会を支えた元会長に感謝したい」とあいさつした。
初代の竹中儀助さんから順に、武田清一、和田庄一、味村利光、地坂満夫、木原好規さんの写真プレートが親族、代理によって除幕された。
初代会長の親族である竹中オラビオさん(65、二世)は「今となってはひ孫の時代に。会の歴史を実感した」。二代目の息子、武田フラビオさん(58、同)は「84年に県費研修生として訪日した。父への顕彰もありがたいし、私自身も県人会の活動に感謝している」と話した。
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