テメル暫定政権は16日、後期の学生融資基金(Fies)の募集定員を7万5千人とし、所得上限を変更することを発表した。17日付伯字紙が報じている。
メンドンサ・フィーリョ教育相は「前期は14万7千人採用された。後期の新規募集は、テメル政権が(前政権同様)公共教育に力を注いでいる証拠」と語った。
応募期間は24~29日、応募条件は「家族一人当たりの収入が最低賃金の2・5倍以内」から「3倍以内」に広がっており、国家高等教育試験(Enem)で450点以上獲得している事も必要だ。Fiesは条件が厳しく、定員割れも起こる。前期は25万人の枠に対し、採用は14万7千人だった。教育界では、Fiesがカバーする金額を「学費の20%まで」から50%位に引き上げないと必要には応えられないと見ている。