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愛情込め、調理に一晩=力行会のフェジョアーダ

特製フェイジョアーダに舌鼓を打つ参加者(提供写真)

特製フェイジョアーダに舌鼓を打つ参加者(提供写真)

 ブラジル力行会(岡崎祐三会長)が5日昼、第12回フェイジョアーダ会を同会会館で開催し、120人が来訪、盛況を博した。
 ご飯やファロッファ、コウベ・マンテイガ、パン、オレンジ、カイピリーニャ付きで35レアルのフェイジョアーダは、持ち帰り用に追加で買う人が多く、一人で8人分買った来場者も。用意した200食は午後2時には完売した。
 使用した肉は約100キロで豚のあばら、足、そしてとろみをつけるための皮を準備。干肉やベーコンなども用意した。5日前から下ごしらえが始まり、肉についている毛などを焼いて丁寧に取り除いた。
 前日には材料を入れた鍋を弱火にかけ、午前0時から午前8時まで徹夜で見張りながら煮込む。手間をかけた味は毎回評判が良く、開催の1カ月前から問合せの電話が絶えないという。
 調理担当の福島清美さん(58、二世)に美味しさの秘訣を聞くと、「美味しいものを食べると元気になる。皆さんに喜んでほしいから、愛情を込めて作る」と言い、「今回は雨が降ったので心配していたが、たくさんの人が来てくれた」と笑顔で話した。
 4年前に初開催され、第1回目から約130人が参加。好評のため年に2回行われている。次回は10月下旬ごろに開催予定。