九州、山口両大学の名誉教授で、高齢化問題に取り組む小川全夫さん(72、台湾)が援協、熟年クラブ連合会で介護セミナーを行なうため来伯した。
鹿児島県人会の松村滋樹会長が知人であることから、今回の来訪につながった。17日に行なわれた熟連での講演は、生涯現役で暮らす方法や介護ロボットについて熱弁し、好評を博したという。
日本では平均寿命は延びているが「健康を維持できず、要介護状態になる人が増加している。以前は家族で補っていた介護機能も、子供世代は仕事の忙しさなどで対応できなくなっている」と問題視。「親や自分にも必ずやってくること。我がこととして考えてほしい」と真剣な表情で語った。
なお援協(Rua Fagundes, 121, Liberdade)では20日午前10時から。入場無料だが事前申込が必要。日語のみ。日本および東アジアの高齢化問題への取り組みを通して、介護の将来像を語る。
申込みは援協(11・3274・6518/6519)まで。
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