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サンパウロ市市長選=ルッソマノが圧倒的首位=ハダジは4位と大苦戦

 21日にサンパウロ市市長選に関するイボッピの世論調査の結果が発表され、現職のフェルナンド・ハダジ市長(労働者党・PT)は、セウソ・ルッソマノ下議(ブラジル共和党・PRB)に大きく水を開けられ、現状で4位と苦しい展開を強いられている。22日付伯字紙が報じている。
 世論調査で1位となったルッソマノ氏は、他の候補者を寄せ付けず、26%の支持率を得ている。
 2位はマルタ・スプリシー上議(民主運動党・PMDB)の10%、3位はルイーザ・エルンジーナ下議(社会主義自由党・PSOL)の8%で、いずれもハダジ氏の先輩にあたる元PTの女性市長経験者が入った。
 これに続く4位のハダジ氏は7%の支持。党内の候補者選定の際、内部分裂を起こして出遅れた民主社会党(PSDB)のジョアン・ドリア氏は6%の支持で5位。ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事と共にPSDBで独占するという構想実現は厳しい状況だ。
 ハダジ氏としては巻き返しを図りたいところだが、同時に行われた市政評価で「良い」と答えたのはわずか12%、「普通」の33%や「悪い」の55%を大きく下回った。さらにハダジ政権の4年を及第としたのは22%で、「がっかりした」と答えた人が73%に上っている。自転車道が評価を分けたようだ。