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トゥルブレンシア作戦=逃亡容疑者が遺体で発見=自殺の可能性が最有力か

 【既報関連】連警のトゥルブレンシア作戦で逮捕状が出たが、所在不明で逃走中とされたパウロ・セーザル・デ・バロス・モラット容疑者が22日、ペルナンブッコ州のモーテルで変死体で発見された。23日付伯字紙が報じている。
 このモーテルは、ペルナンブッコ州レシフェ大都市圏のオリンダ市サプカイア地区にある。同容疑者は前日から宿泊していたが、更新手続きがなされず、不審に思った経営者が警察に通報した。
 現地市警によれば、死因はまだ不明だが、暴力を受けた痕跡はなかったという。モラット容疑者は、それ以前からも自殺願望を口にしていた。
 同容疑者は、14年の大統領選候補で、同年8月にサンパウロ州サントスで小型ジェット機が墜落して急死した、元ペルナンブッコ州知事の故エドゥアルド・カンポス氏への不正献金計画などに関与した疑いで、22日に逮捕状が出た5人の容疑者の1人だ。同容疑者には、幽霊企業(ラランジャ)を作ってラヴァ・ジャット作戦で摘発された建設業者から金を受け取り、事故機の購買資金貸与や選挙資金提供などを行った容疑がかけられていた。