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コロンビア政府=FARCと歴史的和平成立=武器放棄協約も締結へ

 キューバのハバナで23日、コロンビア政府と左翼過激派のコロンビア革命前線(FARC)が和平協定に調印し、50年以上続いた対立に終止符を打った。24日付伯字紙が報じている。
 コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領とFARCのティモレオン・ヒメネス隊長は、ラウル・カストロ評議会議長立会いのもとで和平協定に調印した。キューバは12年から両者の調停役を務めてきた。
 FARCは和平協定がコロンビアの憲法に則ったものであることを改めて確認。FARCが持つ武器も今後180日以内に放棄される。武器放棄は90日以内に30%、以後、30日毎に30%と40%という手順で行われる。放棄の過程は国連派遣の監視団が監視し、武器の引取りと破壊は国連が行う。ゲリラ戦士たちの社会復帰のためには、23の社会復帰施設と八つのキャンプ地を作ることも約束された。
 サントス大統領は「今日は我が国にとり、50年以上続いた死や痛みの時代を終える歴史的な日だ」と語って、和平協定成立を祝った。