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豊かな自然をイメージした開閉会式用ユニフォーム(Fernando Frazao/Agencia Brasil)
豊かな自然をイメージした開閉会式用ユニフォーム(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

リオ・パラリンピック=ブラジル選手団のユニフォーム発表=チジュッカの森をイメージ

 9月に開催されるパラリンピックの開閉会式で使われるブラジル代表選手団のユニフォームが23日にリオデジャネイロ市で発表された。
 ユニフォームはブラジル国内最大の都市公園、チジュッカの森から着想を得たデザインとなっている。
 2012年のロンドン・パラリンピック、車椅子フェンシングで金メダルを獲得した、ジョヴァニ・ギッソーニ選手がユニフォーム発表会に参加した。
 2004年に強盗に遭い、下半身不随になった同選手は、「車椅子バスケをやっていたら車椅子フェンシングにスカウトされた。スポーツによって新しい世界を知り、新しい人生が始まった。銃撃された時はまだ22歳と若かったから、すごくショックだったけど、今は胸を張って困難と戦っている。大会は目前だから、パラリンピック2個目のメダルを目指して練習に励んでいるところさ」と語る。
 ブラジル・パラリンピック委員会(CPB)会長のアンドリュー・パーソンズ氏は、「ブラジル人選手には、ホームの利を活かして、それぞれ最高のパフォーマンスを発揮する事を望んでいる。ブラジルには既にパラリンピックで活躍してきた実績があるが、今回はホーム開催だ。観客の応援も期待できるし、選手たちも一層奮起してくれる事と思う。国内の障がい者スポーツの認知度を高めるチャンスでもある。今大会ではメダル獲得数総合5位を狙い、2020年東京ではさらに順位を上げたい」と語った。2012年ロンドンパラリンピックでブラジルは総合7位だった。(6月24日ジョルナル・ド・ブラジルサイトより)