25日夜、リオ市北部パヴーナ地区のヅットラ街道から出て高速道リーニャ・ヴェルメーリャに入る道路で、車を運転していた女性医師が頭を撃たれ、死亡する事件が起きた。27日付伯字紙が報じている。
殺されたのはジゼリ・パリャーレス・ゴウヴェアさん(34)で、リーニャ・ヴェルメーリャの警備を担当する軍警の高速道特別警備隊(BPVE)は、同道で強盗被害発生との通報で現場に駆けつけた。だが、ジゼリさんは既に頭を撃たれて倒れており、病院に運ばれたが息絶えた。ジゼリさんの車のサイド・ガラスには銃弾2発が打ち込まれた痕があった。
犯人は逃走中で、軍警は犯人追跡の一方、同道近辺の警備を強化した。
ジゼリさんはヴィラ・デ・カーヴァ地区で24時間体制の家族医療クリニックの院長を務めており、同日はノヴァ・イグアスー市で行われた障害者対応センターの落成式に参加した後だった。
事件直後、夫で医師のレナトさんは「犯人を必ず罰して欲しい」と嘆願。ジゼリさんの友人らはネット上で、リオで相次ぐ犯罪に対する抗議キャンペーンを行った。