サンパウロ市東部のヴィラ・レの日本人会会館で24日夜、地域社会のリーダーとして、市民の統合や生活の質向上に貢献した女性達を顕彰するイベントが開かれた。
「サンパウロ市のためにより多く貢献した女性達」を顕彰するイベントは野村アウレリオ市議のイニシアチブの下で市議会が毎年行っている。ヴィラ・レでのイベントは、イピランガ区とMボイ・ミリン区に続く3回目のセレモニーとなった。
24日のイベントはサンパウロ市東部で活動している女性達を顕彰するためのもので、音楽を通じて文化普及に貢献してきた橘和保江氏、女性初の市警殺人課課長となった佐藤エリザベッテ警部、ヴィラ・レの日本人会創始者の佐藤ゆきえ氏という日系女性3人を含む29人が表彰された。
セレモニーは橘和音楽教室の生徒達によるコーラスで始まり、ヴィラ・レ日本人会名誉会長の中島ケンジ氏や野村アウレリオ市議らの挨拶の後、アルファベット順で表彰状の授与が行われた。
野村市議はその挨拶の中で、「顕彰された女性達は社会福祉や病院でのボランティア、音楽や教育、動物愛護などを通して地域の人々の必要に応え、夫や子供達も交え、周囲の人と力を合わせながら、国や州、市がなすべき事やそれ以上の事をなしてきた」と語り、女性達への敬意を表した。
会場には顕彰された女性やその家族、友人らが集まり、和やかな雰囲気の中で写真などを取り合う姿も見られた。また、「こどものその」副理事長の小田セルジオ氏夫妻も参加し、地域の人々と交流の時を持った。
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