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ブラジリアで火災による停電=上院ほか各地で被害発生

 27日夜、ブラジリア中央部にある変電所で大規模な火災が発生し、同市のほぼ全域で停電が発生、大統領府や連邦議会などにも影響が及んだ。28日付伯字紙が報じている。
 変電所の火災は27日午後6時30分頃に発生した。この火災は午後8時には収まったが、その間にブラジリアの様々な場所で停電が発生した。
 地下鉄では午後6時45分から同7時5分まで電気系統不良により、タグアチンガ付近以外は機能しなくなった。復旧したのは午後7時30分頃だった。
 また、ジュセリーノ・クビチェック空港も、電気系統のシステム故障が起き、航空便の遅れが発生した。
 また、ブラジリアの中心的通りでもあるモヌメンタル交差点でも、信号が消えたために混乱が生じたが、午後9時30分現在まで、自動車事故の報告はなかった。
 また、この停電は各省庁にも及び、財務省や教育省などでも停電が起きた。大統領府は、自家発電装置で停電を免れた。
 この日は上院でのジウマ大統領罷免特別委員会が開かれ、証言聴取が行われていたが、午後7時40分に取りやめになった。同委員会はその直前まで議会内の発電機の力を借りて審議を続行していたが、力尽きた。この日、聞かれるはずだった2件の証言は30日に行われる。