リオのサンタ・ウルスラ大学と豪州カーティン大学が「ウォータークリーンザー」と呼ばれる豪州の浄水技術がリオの河川や湖、グアナバラ湾までも浄水可能だと示したと29日付ブラジルサイトが報じた。
11年前に開発された同技術は、既に15カ国で承認され、5年前には世界技術特許の登録も果たしている。この技術は豪州近海のカキの養殖用に開発された。カキは水質の変化に敏感で、その養殖には非常に厳格な水質管理が必要とされる。
リオ五輪セーリング競技の会場となっているグアナバラ湾は、市内の下水が直接流れ込むため、汚染が酷く、浄化の約束も守られていない。最終的には、浄化そのものが間に合わず、当面の対策として、水中に網を張って競技エリアに浮遊物が流れ込むのを防ぐ計画が示唆されている。(29日付マッサニュースサイトより)