6月29日より、パラナ州でカキ、アサリ、トリガイとホタテの養殖、採取、釣り、販売、消費が禁止された。パラナ州政府によると、パラナグア湾とグアラツーバ湾で「赤潮」が確認されたので、指定海産物の汚染被害を防ぐためのものだとした。魚やエビなど、他の魚介類には禁止措置は採られない。
「赤潮」現象は、指定魚介類が広範に汚染されるリスクを増大させる。パラナ州保健局と同州農業供給局による禁止措置は、海水とカキを調査したレポートで、人体に有毒な毒素や微細藻類の存在が確認されたために採られた。
汚染された海産物を摂取すると、下痢や嘔吐、腹痛を引き起こす可能性がある。生態系の中で「海水ろ過装置」の役割も果たしている二枚貝は特に危険だ。
同州政府は、指定海産物の摂取は、汚染状況が改善し、市民の健康へのリスクがなくなったとみなされた時点でのみ解禁する意向であると表明した。(6月29日付G1サイトより)