メッシ引退騒動にペレも口開く=「今は傷を癒して戻ってくればよい」
これまで「あなたとメッシどっちが上?」と尋ねられる度に「おいおい、これまではマラドーナと私、どっちが上と聞いていただろ? まずはアルゼンチンでメッシかマラドーナ、どっちが上か決めてからにしてくれよ」と答えてきたペレが、メッシ問題に触れた。
今回はメッシと自身との比較問題ではなく、メッシの代表引退宣言へのコメントを求められての回答だった。ペレはメッシに代表引退を撤回するように求めた。
メッシはアルゼンチン代表として10年のキャリアがありながら、2007年と15年のコパ・アメリカ、2016年のワールドカップ決勝で敗れており、最近もアメリカ開催のコパ・アメリカ100周年記念大会決勝で、自身の失敗も含めたPK戦で破れ、4度目のビッグトーナメントでの準優勝のショックから、代表チームから退く意向を示していた。
「彼はここ10年間でのベストプレーヤーだ。それは疑いもない。(歴史上のナンバーワンは自分だとの自負も見せながら)決勝敗退もPK失敗もサッカーの一部だ。それで悲しみにくれたり、絶望したりしてしまうのも分からなくはない。今は静養し、痛みを忘れるのを待つことだ。PK失敗はどんな選手にも起こりうる」とイギリスのスカイスポーツのインタビューで語った。
ペレは最近、現在フランスで開催中のサッカー欧州選手権スポンサーイベントでマラドーナと同席し、ちょっとしたハプニングを起こしていた。
2人はマイクがオンになっている事を知らずにこんな会話をしている。
ペレ:「おい、ディエゴ(マラドーナ)、君はメッシの事を個人的に知っているかい」
マラドーナ:「うん、知っているよ。でも(ここで音声が途切れる)」
ペレ:「彼は良い奴かい? 俺は直接知らないんだ」
マラドーナ:「良い奴ではあるけど、リーダーの資質はない」
ペレ:「そうか、俺たちの時代にはいっぱいいたな。気迫を前面に出し、仲間を引っ張る。そんな奴らが」
マラドーナ:「その通り。いっぱいいたな、そんな奴らが」
稀代のスーパースターの2人には、メッシの内気にも見える性格が物足りなく映るようだが、それでもメッシの偉大さは揺るがない。
ブエノス・アイレスには、銅像が建てられ、アルゼンチン人教師がフェイスブックに投稿した手紙「メッシ、あなたがこの手紙を見ることはないでしょう、でも書かずにいられないの。子供たちがどんなに哀しんでいるか知ってる? もう一度復活して。子供たちに勝ち続けることより、敗れても立ち上がることのほうが尊いって示して」が大反響を呼ぶなどしている。
現在、メッシは喧騒をはなれ、バハマで静養中と報じられている。(1日付グローボエスポルテより)