LJ=今度はCenpes改修で=カルテルによる不正入札=PT元会計も再度逮捕=気になるロマーノの報奨付供述
4日未明、連警がラヴァ・ジャット作戦(LJ)第31弾の「アビズモ」を敢行した。今回の作戦はペトロブラス(PB)が2007年に行った不正契約にまつわるもので、3900万レアルの不正な金が動いたとされる。今回の作戦では、労働者党(PT)元会計のパウロ・アダルベルト・アウヴェス・フェレイラ容疑者が再逮捕された。4日付伯字紙サイトが報じている。
今回の「アビズモ」はサンパウロ州、リオ州、連邦直轄区で行われ、35件の捜索令状のほか、フェレイラ容疑者ら4人に逮捕令状が出、2人が4日午前中に逮捕された。
フェレイラ容疑者は6月24日のLJ「クスト・ブラジル」(CB)で既に逮捕済みだ。CBは企画省での汚職計画に関するものだが、今回の作戦にも同氏が絡んでいたとされる。
今回の捜査の中心は、PBが07年に行ったリオ州のレオポウド・アメリコ・ミゲス・デ・メロ調査開発センター(Cenpes)改修工事に関する入札でのカルテルや、カルテルに入らず応札しようとした企業への贈賄疑惑などの解明だ。
同事業は、OAS、カリオカ、コンストゥルバゼ、シャヒン、コンストゥルカップの5社によるコンソーシアムの「ノヴァ・センペス」が約8500万レアルで落札したが、カルテルに参加しなかったWトーレ社に入札から外れてもらうために、1800万レアルの賄賂が動いたという。工事そのものは最終的に10億レアル以上かけて終了したとされている。
4日朝逮捕されたエジソン・フレイレ・コウチーニョ容疑者はシャヒン元幹部、ロベルト・リベイロ・カポビアンコ容疑者はコンストゥルカップの社長だ。
Cenpes改修工事の契約は、LJで既に告発されたレナト・ドゥケ被告やパウロ・バルスコ被告がPBサービス部の責任者だった頃起きた。当時のサービス部役員を指名したのはPTだ。
Cenpesの改修工事を巡る賄賂はWトーレ以外にもいくつかに分散して払われている。3900万レアルの賄賂のうち100万レアルは、15年8月に逮捕されたPT党員でサンパウロ州アメリカーナ元市会議員のアレッシャンドレ・ロマーノ氏を経て、05~10年にPT中央会計だったフェレイラ容疑者らに渡っていた。
ロマーノ氏は現在、連邦警察の報奨付供述に応じており、同氏の供述がPT政権の元企画相、元通信相のパウロ・ベルナルド氏(PT)のCBでの逮捕にもつながった。また、今回の作戦は、カリオカ社幹部らの報奨付供述も基となっている。
ロマーノ氏によると、フェレイラ容疑者は100万レアル以上の賄賂受取の事実を隠すため、文化省のプロジェクトの対象となっていた南大河州のエスコーラ・デ・サンバや個人的なブログ開設者らにも金を回していたとされ、息子や娘の口座も利用していたという。