リオ市警とその家族は4日朝、リオ市のガレオン空港で、ひざまずいて両手を後頭部にやり、国歌を歌う抗議行動を行ったと、同日付G1サイトが報じた。
市警達は到着ターミナルに、6月27日も掲げた「地獄へようこそ、ここは警察も消防も機能しない街、誰も安全は保証されていない」と英語で書いた横断幕やポスターで囲んだ通路を作り、殉職警官を想起させる制服を着て血まみれになった人形も置いた。
「給料だけではない。私たちの職場は、衛生、人としての尊厳など、基本的な労働条件を欠いている」と市警連合のファビオ・ネイラ氏は言う。
デモはリオ州公務員の給与遅配に抗議し、労働条件改善も求めている。市警達は警察署ではプリンターのインクやトイレットペーパーさえ不足しており、今回のデモには軍警、消防士、社会教育活動総局(DEGASE)と、リオ州警察の情報化、現代化を推進するプログラムの担当者達もデモに参加したと語る。
消防士連合代表のヴァウデニール・ドゥアルテ氏は「問題は分割払いを隠れ蓑にした、賃金の遅れだけではない。分割払いは昨年の13カ月給支払い時から起きており、職務遂行にも支障をきたしている」と語った。
6月17日にリオ州が財政緊急事態を宣言した後、連邦政府が公表した29億レアルの緊急援助は1日に払われた。リオ州政府はその一部で公務員や退職した職員らの5月分の給与や年金、恩給の支払いを行う。
タグ:リオ