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 県連50周年記念事業として企画された講演会。四世以降の日系社会離れが深刻化するなかで、いかに日系社会を活性化させていくかという観点から考案されたと言う。中沢宏一さん(宮城)は、「日本祭り開催や慰霊碑の管理、ふるさと巡りなど独自の活動をしてきた県連。他国にはない強力な団体だ」とした上で、「各県人会は様々な問題を抱えている。50周年を迎え、将来に向けて県連がどのような役割を果たしてゆくべきか、一連の行事が終わったあとに話し合うべきだ」と会議を締めくくった。岐路に立たされている日系社会。今後の県連の動きに注目したい。
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 在聖総領事館が先月21日、同館サイトで邦人の引ったくり被害を掲載した。何でも同月19日昼12時半ごろ、サンパウロ市セー広場にて携帯電話で写真撮影中に、自転車に乗った男にひったくられたよう。当地ではよくある話だが、まさか真っ昼間から人通りの多いセントロでも被害があるとは。用心するにこしたことはない。
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 朝日新聞によると、ブラジル人初の男性演歌歌手エドアルドさん(32、プロダクションオーロラ所属)が4日、デビュー曲「母きずな」の販売2万枚突破記念のイベントを都内で行った。昨年10月に日本で販売開始、11月4週目にはオリコンで7位を獲得。新人演歌歌手のデビュー曲が2万枚を突破するの珍しいそう。リオ五輪のブラジルブームで勢いを付ければ、紅白出場も間近?